国際交流プログラム

FAQ (Frequently Asked Questions)

法政大学派遣留学に関するFAQ (Frequently Asked Questions)

I.派遣留学とは

II.選考試験に関すること

III.留学中のこと

IV.帰国後のこと

I.派遣留学とは

Q1.法政大学派遣留学制度とはどういう制度ですか?

A1. 1979年に創設された奨学金留学プログラムで、海外協定校への半年間または1年間の留学が許可されます。留学中は法政大学に学費を支払いますが、留学先(海外協定校)の学費が免除され、法政大学から70万円または100万円(派遣国による)の奨学金が支給されます。先方で修得した単位は、帰国後、所定の手続きを経て、法政大学の卒業所要単位に認定することが可能です。

Q2.だれでも留学できますか?(学部生)

A2. 派遣留学をするには、選考試験を受けて合格する必要があります。選考試験は、法政大学学部課程2年生もしくは3年生に在籍の学生(正規生)であれば、どの学部の方でも受験することができます。実際に留学するのは、3年次もしくは4年次(受験時から約10ヶ月後)となります。なお、協定校ごとに受験資格(GPA、TOEFLのスコアなど)が異なりますので、募集要項で確認してください。

Q3. だれでも留学できますか?(大学院生)

A3. 派遣留学選考試験は大学院生も受験できますが、指導教員と綿密に研究計画を相談した上で受験してください。ただし、協定校や専攻によっては大学院生を受入れていない、または受入れが困難な場合がありますので、事前に先方に問い合わせするなど充分に調査をしてください。 なお、このプログラムでの留学目的は講義の履修および単位修得が中心となります。資料収集や研究指導が目的の留学制度ではありませんので、ご留意ください。

Q4. 留学するのはいつになりますか?

  • A4. 留学の学年は、学部生は3年生以上、大学院生は2年生以上となります。 オーストラリア、韓国へは留学前年度の2月頃出発し、翌年度の12月頃帰国します(春学期留学)。 それ以外の国へは7~8月頃出発し、翌年度の5~7月頃帰国します(秋学期留学)。 なお、派遣留学選考試験は出発の約10ヶ月前に実施されます。詳細を募集要項で確認し、計画的に受験してください。
  • *春学期派遣留学募集要項はこちら
  • *秋学期派遣留学募集要項はこちら

Q5. 選考試験に合格するにはどうすればよいでしょうか?

A5. 派遣留学はいわゆる「語学留学」ではありません。留学先(海外協定校)の正規課程の授業を履修し、専門科目を学習しますので、ネィティヴ・スピードの授業についていく語学力および専門分野に関する知識を持っていることがのぞまれます。派遣留学を目指す方は、受験する前にまず語学の入念な準備をお勧めします。 また、ご自身の学部・研究科の授業において基礎知識を積み上げるとともに、「なぜ大学時代に半年間または1年間の正規課程留学をしたいのか」「どの国、どの大学でどの分野の授業をなぜ学びたいのか」といった目的を明確にし、常日頃から問題意識を持つように心がけることをお勧めします。

II.選考試験に関すること

Q1. 派遣留学は何を基準に選考されるのですか?

A1. 法政大学での学業成績、語学検定試験の成績、筆記試験の成績(朝鮮語・ロシア語のみ)、面接試験の結果を総合的に審査します。総合的に審査しますので、どの要素も重要となります。 たとえば、語学が優秀であったとしても、学業成績が良くなかったり、留学の目的が明確でなかったりすれば試験に合格することはできません。留学に興味があるというだけでは、不充分です。事前に関連文献を読んで留学先での学習の基礎知識を高めたり、先方の授業リストを調査したりするなど、準備をすることが大切です。

Q2. 派遣留学に応募するには資格が必要ですか?

A2. 英語圏への留学を希望する場合は、各海外協定校から指定されたTOEFLまたはIELTSの基準点をクリアしていないと出願できません。フランス、イタリア、ドイツの大学への出願には、語学検定試験の級もしくはレベルを取得していることが条件となります。

Q3. 試験はどういったことを行ないますか?

A3. 朝鮮語・ロシア語圏の受験生は筆記試験および面接試験、それ以外の言語圏の方は面接試験を行ないます。面接試験は、日本語および外国語にて行われます。

Q4. 筆記試験の過去問題を見ることはできますか?

A4. グローバル教育センター国際交流課(市ヶ谷キャンパス大内山校舎2階Gラウンジ内、多摩キャンパス総合棟地下1階、小金井キャンパス研究棟1階)で閲覧できます。また、過去問題はオンライン上でも公開しています。オンライン上の過去問題はこちらから閲覧可能です。

 

Q5. 留学生が派遣留学することは可能ですか?

A5. 留学生も選考試験を受験可能です。他の学生と同様に選考されます。 ただし、留学生が出身国への派遣留学を希望する場合、「出身国の言語で学んだ方が日本語で学ぶよりも簡単だから」といった安易な理由では、派遣留学生としてふさわしいとは言い難いでしょう。「自分は何を日本で学んでいるか」「日本で学んだ経験を生かして出身国で学べることは何か」を考えてみてください。

Q6. 選考試験の合格倍率はどのくらいですか?

A6. 出願時に語学スコアが求められるため、受験可能な学生の数は限られており、結果として合格倍率はそれほど高くありません。言語圏によって、また年度によって若干変動しますが、約1.5倍程度です。

Q7. 派遣先大学はどのように決まるのでしょうか?

A7. 学生は、出願時に希望の大学を第5志望まで申請することができます。選考試験の上位者順に本人の志望を尊重し、各大学の協定派遣枠内で派遣先大学を決定します。

Q8. 諸語圏への留学で、英語で授業を履修する場合、その国の言語ができなくても留学できますか?

A8. 授業は英語で開講されているため問題ありませんが、日常生活を行う上での現地語の語学力は必要です。派遣留学は住居に関することを含め、現地での手続き等もご自身で行うことになるので、事前に現地語をある程度学んでおく必要があります。

III.留学中のこと

Q1. 留学中はホームステイですか、それとも寮ですか?

A1. 住居の手配は留学先大学の案内にしたがってご自身で行ないます。たいてい、ホームステイや学外のアパート、下宿などを自由に選択できます。これまで、半数以上の方は大学の寮に入っています。

Q2. 1年間の留学でどのくらいの費用がかかりますか?

A2. 留学する国、地域、外貨の換算レートや個人の生活レベルによって異なりますが、派遣留学の場合、留学先の授業料はかからず、奨学金が支給されますので、自己負担額は30万~60万円くらいです(旅行費用は除く)。私費留学の場合、一般的には渡航費、住居費、食費をあわせると100万~200万円くらいで、さらに留学先の授業料がかかります。

IV.帰国後のこと

Q1. 単位認定はどのように行われるのですか?

A1. 帰国後に所属学部の教授会の審査を経て30~60単位を限度として認定されます。申請窓口は、各学部事務課になります。留学中から必要な書類(授業内容・時間数が分かるもの・シラバス等)を揃え、本学への成績証明書送付手続きなどをしっかりと行う必要があります。評価は成績に関わらず全て「RS」評価となります。

Q2. 留学はどのように就職活動に影響しますか?

A2. 学部生の場合、企業への就職活動は3月1に企業説明会・エントリーが解禁され、6月1日以降に本格的な選考が始まります(経団連倫理憲章による)。この就活スケジュールは2022年卒まで継続される予定ですが、2023年卒以降は時期が変更される可能性があります。また、一部の企業では、倫理憲章に従っていない場合もあります。秋学期留学の場合には、帰国が4年生の5~7月頃になるので、3月からの企業説明会・エントリーには間に合いません。帰国後の採用日程など、留学前に就活スケジュールを把握し準備をすることが大切です。 一方、3年生春学期留学の場合には、帰国は12月頃となるので就職活動に出遅れることはありません。 なお、留学経験は就職面接時の自己アピールになりますが、留学の目的や内容、留学だからこそできた経験や学んできたことを自分の言葉で自信をもって語れることが大切です。語学力だけではアピール不足です。就職活動については、グローバル教育センターが発行している「海外留学の手引き」の15ページにも記載しています。興味のある方は、こちらからご参照ください(就職活動に関する情報は15ページに記載しています)。

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