体験インタビュー

卒業生メッセージ 小嶋 鈴乃
自分に合った挑戦の機会をくれた大学で
気づいたら在学期間の3分の1を海外で過ごしていた
株式会社ASIA to JAPAN
小嶋 鈴乃
2019年度 国際文化学部国際文化学科 卒業

やりたいことに正直だった5年間

振り返ってみれば「グローバル」「国際」と名の付くものはとりあえず何でもやってみる大学生活でした。10日間の国際ボランティアに参加に始まり、2年次にはSA(学部必修の留学)をしました。3年次からはゼミでタイに調査に行き、その後1か月間の海外インターンをしました。4-5年次には派遣留学の機会をいただき、タイ・バンコクのタマサート大学に1年間留学しました。留学先で学生団体を作り、今も仕事の傍ら団体の日本支部の運営に携わっています。また、2-4年次は毎年法政大学のグローバルイベント「法政グローバルデイ」の実行委員も務めました。

ただ、意識的にこういったプログラムに参加していたわけではなく、最初は「国際文化学部っぽいことをしたい!」という軽い気持ちでした。法政にはプログラムや学びの場がたくさんあるので、その都度やりたいことやレベルに合ったプログラムに参加することができます。わたしも段階を踏んだことで、最終的に長期留学の機会をいただけたと思います。様々なステップを用意し、それぞれの学生に合う機会をくれた法政大学はすごかった、と改めて思います。

度胸と広い視野を身に着けた

こういった体験を通じて身についたことはたくさんありますが、共通していえることは2つあります。1つ目は、まずやってみよう精神です。私はプログラムなどの選考前はおなかを壊すくらい緊張に弱いのですが、参加して後悔したことは一度もなく、いい経験がたくさんできました。それを何度も繰り返すうち「やらない後悔はあってもやった後悔は存在しない」という考え方と行動力が身に付きました。 2つ目は物事を広く見る力です。「外国人」「アジア人」「リーダー」「インターン生」「メンバー」「日本人」「先輩」「後輩」「研究者」「先進国民」などなど…様々な体験をすると同時に、様々な立場も経験しました。そして、立場によって考え方や行動が変わることに気づき、物事をいろいろな視点から見る力が身についたと思います。

「就活生」もこれから世界基準になる

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卒業後も海外、とくに留学したタイとかかわりたいと思い、現在は株式会社ASIA to JAPANというベンチャー企業で働いています。会社は『日本で働きたい海外の学生に日本語を教え、外国人と一緒に働きたい企業と繋げる』事業をしています。社員は11人ですが、5か国から集ったグローバル企業です。日本人社員もインドや台湾などで、何かしらのグローバル体験を持っています。

仕事を通じて出会う外国人学生や同僚は「本当にすごい」の一言です。専攻分野とは別にイチから日本語を習得し働いている人や、東大以上の海外大で成績トップの人、5か国語話せる人に出会うことも。そういう人たちが日本で就活・就職するということは、就活生も日本企業も世界レベルの競争を意識しなければならない時が来ているということだと感じます。仕事を通じて、彼らのような人たちに働きたいと思ってもらい、活躍してもらえるような日本社会を創りたいです。

挑戦したい気持ちに応えてくれる大学

先述のグローバル体験からもお分かりかと思いますが、法政大学は世界を舞台に挑戦したい人に対して、それぞれに合う機会をたくさん提供してくれます。私も数日間のボランティアから始まり、インターン、長期留学とステップアップしながら様々な体験をすることができました。また、その中で出会った仲間と一緒に過ごすことで、常にチャレンジしていこうという気概を持つことができました。法政大学は、自分の気持ちと少しの行動力さえあれば、一生モノのチャンスと経験、そして仲間が得られる大学です。