体験インタビュー

卒業生メッセージ 深田 雅己
チャンスは自分次第
夢の実現に向けてのステップに
KVH株式会社(アメリカ・シカゴ駐在)
深田 雅己
2006年度 法学部政治学科 卒業

外資系企業に就職。現地人と同じビジネススキルと仕事が求められた

日本に本社を持つ外資系企業で、米国の通信事業者に対する市場開拓を担当しています。アジアへ事業拡大をする米国通信事業者へ弊社が持つアジアの通信回線サービスを提供しています。世界30カ国の多様な国籍の社員が働く会社で、私が勤務するシカゴのオフィスでもアメリカ・イギリス・日本人が勤務。お客様はほとんどがアメリカ人です。出向当初から現地の同僚と同様のビジネススキルと仕事が求められ、必要とされるレベルの高さを肌で感じながら必死でくらいついていきました。

大学で初めての海外へ。そこから多くの海外を経験

大学時代に国際交流センターのプログラムに参加したことが私にとって初めての海外経験でした。法政からは30人ほどが参加し、約1カ月、カリフォルニア大学デービス校で語学を中心に勉強。帰国子女や英語が堪能な参加者も多い中、自分を表現できない現実に直面しました。その後、冬休みを利用してニュージーランドの語学学校に通い世界各国の仲間との生活を経験しました。大学4年時に法政大学派遣留学制度で1年間イタリアに留学し、イタリア人に混ざって欧州法を学びました。留学前、派遣留学の準備とゼミ活動を両立させることに苦労したとき、指導教授から細やかな指導をいただき、必死にしがみついたことで学生生活をより充実させることができました。
ゼミ研修旅行ではベトナム・カンボジアでの援助行政を学び、その後東ティモールで平和構築の現場を体験しました。そのときお世話をしてくださった日本人国連職員の方々が国際社会の最前線で活躍されている姿を目の当たりにし、自分も日本社会・国際社会で活躍・貢献できる日本人になりたいと思ったのが今の私の原点です。

大学は自分次第で活かせるチャンスに溢れている

大学1年時、英語の面接で発した言葉が”Ichiro”と”Baseball”だけだったことを思えば、アメリカで仕事をしている現在の自分は大学生活と社会人生活を通じてずいぶん成長したと思います。しかし、まだ私も世界に足を踏み入れたばかり。これからが本当の勝負だと思っています。こうしたチャンスを与えてくれた家族・大学・会社、そして仲間に感謝しつつ、成長した姿を見せることができるようにがんばりたいと思います。
大学は自分次第で活かせるチャンスに溢れています。「もし世界が100人の村だったら」、大学教育を受けられるのはたった1人です。その1人として感謝と希望を胸に、大学生活のチャンスをステップとして、自分の夢の実現につなげてください。そして、これからは私たち若い世代が日本・アジア・世界を引っ張っていく番です。一緒にがんばりましょう。