体験インタビュー

卒業生メッセージ 鈴木 渉太
人と人とが織りなす奇跡
“大学”という最高の環境を最大限活かせるよう
株式会社 中日新聞社 記者
鈴木 渉太
2019年度 法学部法律学科 卒業

新聞社へ就職。追い求めるのは真実と信頼

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私は現在、中日新聞社の記者をしています。目まぐるしく移り変わる日常に混乱しながらも、公のために真実を追求し続けています。「新しい生活様式」が求められ、SNS全盛期である時代、飛躍的に向上した伝播力によって、それぞれが信じたいと思う物語が先走る今求められるのは、情報の信頼性だと思います。誰もがニュースの発信源となれる世界で、メディアに携わる者しかできないことは何か、日々考え続けています。

多彩なプログラムが充実

私が在学中に携わったのは、「法政グローバルデイ2017、2019」、「JLP(日本語教育プログラム)ボランティア」、「ERP(英語強化プログラム)」「グローバルオープン科目」「短期語学研修」「英字新聞製作」です。大学が募集をかけたものには、ほぼ欠かさず応募していました。たくさん失敗もしましたが、どれも個性的で、充実した活動でした。グローバル化の先端を行く大学が学生を魅了し、より高いレベルを目指す学生を心から後押ししてくれるのはまさにこうした幅広いプログラムだと思います。

グローバルデイこそ真の宝

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事務局の方、学生問わず、困ったときに支えてくれるのも上述したイベントで出会った方々です。今も定期的に連絡を取り合っています。特に、グローバルデイの経験がその後の私を変える分岐点になりました。最初は軽い気持ちで、門戸をたたき、何となくミーティングに参加していました。「グローバルデイ」を「グローバルディ」だと名前すら間違えていたくらいですから(笑)。ただ、実際スタッフの先輩や同級生の姿勢をみると、信じられないくらい意識が高く、「こんな凄い人たちが私の目の前にいる…」と本当に鳥肌が立ちました。後に、派遣留学に挑戦した方、海外や国内の名門大学院に進学された方、海外で環境問題を改善する事業を展開する方、報道局に就職された方など、経歴だけでも素晴らしい方々ですが、何よりも私が尊敬するのが彼らの“人間性”です。グローバルデイでは先輩も後輩も、きちんと意見が言え、それを受け入れてくれます。どんな発言も尊重する寛容な場こそ、皆の思いを1つにし、同じ方向性をもって取り組める。これをグローバルデイから学びました。毎日試行錯誤を繰り返し、時に白熱した議論になることもありましたが、「いいイベントを作りたい!」という一貫した思いが脈々と受け継がれるグローバルデイは私の一生の宝です。今は、これがビジネスの場に移ったときに、
何か一緒に仕事ができないかなと期待に胸を膨らませています。それが私の現在のモチベーション維持に繋がっています。学生時代の絆がさらに深まり、社会をよりよい方向に導くことができればこれ以上の幸せはありません。

記者を志すきっかけもここに

こうしたプログラムで出会う方々とは、いろんな話をします。もちろん進路もです。大学入学時、漠然と「次は就活か…」と憂うつな気持ちでいましたが、自分を高められる人との出会いが、「海外でやってみたい」「物事を伝えたい」「弱い立場の人に寄り添いたい」など様々な目標やモチベーションを生み出し、それらを叶え、維持できるよう行動を促してくれました。まだスタートラインに立ったばかりですが、新しい目標を見つけ、さらなる高みを目指し挑戦する心を忘れずに行きたいと思います。
最後に、私は法政大学を卒業できたことを誇りに思っています。自ら動けば動くほど、いろんな情報が手に入り、全力で支えてくれる環境が整っているからです。大学時代の経験が今後の未来を決定づけるのは間違いありません。皆さんが多くの物事に挑戦し、夢を叶えてほしいと心から願っています。