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世界難民の日(6月20日)と本学の取り組み

2024.06.11

6月20日は、国連の定める「世界難民の日」です。
日本に住んでいると、難民は遠い存在のように思えるかもしれません。しかしウクライナだけでなく、シリア・アフガニスタンなど世界中に難民となった人々がいます。
「世界難民の日」をきっかけに難民支援について理解を深めてみませんか?

世界難民の日とは?

「世界難民の日」は、難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、UNHCRを含む国連機関やNGOによる活動に理解と支援を深める日にするために制定されました。
「世界難民の日」は、世界中の難民を称えるために国連によって定められました。毎年6月20日に開催され、紛争や迫害から逃れるために母国から逃げることを余儀なくされた人々の力と勇気を称えます。世界難民の日は、難民となった人々の窮状に対する共感と理解を築き、彼らの生活を再建する際の立ち直る力を認める行事です。

法政大学での取り組み

法政大学でもこれまで、難民支援へ理解を深めるために様々なイベントや企画を行ってまいりました。
また今後も法政大学憲章で謳う「地球社会の課題解決に貢献する」ために、取り組みも進めていく予定です。

ウクライナ避難民への支援

昨今のウクライナの危機的な状況に鑑み、本学は人道的な支援として、軍事侵攻を逃れ日本へ入国し、学修の継続を希望するウクライナの学生を支援し本学での学修の機会を提供しています。2022年9月よりウクライナからの留学生4人を受け入れ、学費、住居費、生活費、渡航費などの経済的支援を行いつつ、本学の短期私費留学生として日本語や様々な専門科目を履修する機会を提供しています。現在、4名のウクライナ学生は学位取得コースへ入学・編入し本学での卒業を目指しています。
詳細は、以下をご覧ください。

現在もロシアの軍事侵攻は続いており、ウクライナの生活が再建されるまで長期的に、日本での避難生活を支え続ける必要があると考えております。またウクライナ学生には本学で得た知識を通して、ウクライナの発展及び日本とウクライナの交流に寄与できる人材となってほしいと願っております。
そのため、ウクライナ避難学生の修学及び生活を支援するため、支援募金を実施しています。
詳細は、以下をご覧ください。

法政グローバルデイ

2024年年度に実施した「法政グローバルデイ2024」では、RICCI EVERYDAY 代表取締役 仲本 千津氏をお呼びしてご講演いただきました。RICCI EVERYDAYは、ウガンダの工房で現地のスタッフによって作られたアパレル雑貨を日本で販売しています。

社会起業家として事業を通じてアフリカ支援を行う仲本様に、国際協力分野での活動に関するご経験、ウガンダで直面した社会課題、縫製業の抱える問題など多岐に渡ってお話しいただきました。また、将来国際社会での活躍を目指す学生に向けて、今後どのような人材が求められるか等、熱いメッセージもいただきました。

講演会後の学生企画では、「国際問題」、「教育格差」、「留学生」、「世界の文化」、「ジェンダー問題」、5つのテーマに基づくワークショップの他、「グローバル教育センター」ブースを設置し留学プログラム等の説明を実施しました。参加者はディスカッションやクイズなどを通して各テーマにおける知識を深めながら交流を行いました。
詳細は、以下をご覧ください。

UNHCR難民映画祭 パートナーズ:学内映画上映会

世界にいる難民の置かれている状況やその支援の現場を理解するために、UNHCR難民映画祭パートナーズとして、学内で映画上映と関連イベントを開催いたしました。

2023年度

世界人権デー(12月10日)に合わせ、UNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)難民映画祭の大学パートナーズとして、12月14日(木)に市ヶ谷キャンパスにて映画上映イベントを開催いたしました。
上映会では、コンゴ民主共和国・東部ブカブで、レイプの被害を受けた女性を20年以上に渡り治療してきた婦人科医、デニ・ムクウェゲを取り上げた「ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師」を上映いたしました。
詳細は、以下をご覧ください。

2018年度

2018年11月29日(木)に市ヶ谷キャンパス・スカイホールにて『ソニータ』の上映会を行いました。
当日はゲストとして浅木 麻梨耶氏((公益社団法人)シャンティ国際ボランティア会(SVA) アフガニスタン事業担当)をお招きして、上演後に「難民・帰還民の状況in アフガニスタン」と題した講演をお願いし、本映画でのアフガニスタンの難民たちの背景や置かれている現状について解説をしていただきました。また、参加者は質疑応答を通して「難民問題の原因」や「難民支援の難しさ」について理解を深めることができました。上映会には計60名の来場があり、参加者からは「アフガニスタンの難民だけでなく帰還民という新しい問題を知ることができた」「難民支援に携わっていきたい」といった声が聞かれました。

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