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JENESYS2025 日本・東ティモール 日本語・日本文化交流(26年3月)に本学学生が参加しました。

2026.05.06

JENESYSは、日本とアジア大洋州、北米、欧州、中南米の各国・地域との間で、将来を担う人材を相互派遣し、お互いの国への理解を深め、見聞したり学んだりしたことを積極的に情報発信することで、我が国の外交基盤を草の根レベルで拡充することを目的とした外務省の対日理解促進交流事業です。
この度、対日理解促進交流プログラム「JENESYS2025 日本・東ティモール 日本語・日本文化交流」に、本学グローバル教養学部2年生が参加しました。

参加学生の体験談は以下よりご覧いただけます。

体験談(グローバル教養学部グローバル教養学科2年)

私は、JENESYS2025日本語・日本文化促進プログラムにおいて、東ティモールへの派遣に参加いたしました。本プログラムを通して特に印象に残ったのは、「国際協力の在り方」についての気づきです。

現地では、空港職員の中に中国語のみで対応する方がいたり、街中にも中国語表記の看板や店舗が多く見られたりするなど、中国の存在感を感じる場面が多くありました。こうした状況を通して、資金面での関わりが現地社会に一定の影響を与えている可能性について考えるようになりました。

一方で、日本大使館やJICA関係者、病院や教育機関で活動されている日本人の方々のお話を伺い、また実際の現場を見学する中で、日本の関わり方には異なる側面があることに気づきました。現地の言語であるテトゥン語を用いながら人々と向き合い、生活や文化に寄り添った支援を行っている姿が特に印象的でした。

東ティモール唯一の国立病院であるGuido Valadares National Hospitalを訪問した際には、病棟内に動物が入り込んでしまうなど、日本とは大きく異なる衛生環境に驚かされました。そのような状況の中で、JICAを通じて派遣されている方は、栄養指導において専門用語をそのまま用いるのではなく、「体を動かすためのエネルギーになる食べ物」といったように、現地の人々にとって理解しやすい言葉やイラストを用いて説明されていました。このように、相手の立場に立って伝え方を工夫し、一人ひとりの理解度や生活状況に寄り添った支援を行っているところに、「支援」とは単なる知識や技術の提供ではなく、人に寄り添う営みであることを実感しました。

また、コーヒー産業に関わる方のお話の中で、「支援が長期化するほど、現地にとっては依存につながる可能性がある」という言葉が強く印象に残りました。現地の人々のためを思った行動であっても、「支援する側」としての一方的な関わりとして自立を妨げてしまう可能性があるということを再確認し、日本のように現地に深く関わる支援であっても、「いかに依存を生まず、持続的な発展につなげるか」という課題について考え続ける必要があると感じました。

本プログラムの大きな目的の一つである文化交流においては、国立大学(Universidade Nacional Timor Lorosa’e)および日本語学校(Quesadhip Ruak Center)にて、書道と合気道の紹介を行いました。「和」や「自律」といった日本文化の精神性は、東ティモールの「Tarabandu(個人よりも共同体の調和を重んじる価値観)」や「Lulik(目に見えない存在や精神性を重視する文化)」といった価値観とも通じる部分があると感じ、単なる説明にとどまらず、「体験」として理解してもらうことを重視しました。袴の着用体験や合気道の技の実践、筆で文字を書く体験を通して、多くの学生に楽しみながら日本文化を実感していただくことができたと感じています。

さらに、1泊2日のホームステイでは、現地の方々の温かさに触れることができました。短い滞在ではありましたが、ホストファミリーは、家族の一員のように温かく迎え入れてくださり、食事や生活面での配慮に加え、街の案内や伝統の布「タイス」でできた衣装の体験など、多くの貴重な経験をさせていただきました。テトゥン語での簡単な会話や、書道の筆で書いた名前を喜んでくれた場面を通して、言語や文化の違いを越えたつながりも実感しました。誰に対しても家族のように接する温かさと明るさは、非常に印象的でした。

インフラや衛生環境、生活水準など、日本との違いを強く感じる環境であったからこそ、多くの気づきと学びを得ることができました。これまで名前を聞く機会も多くはなかった若い国を訪れた経験は非常に貴重であり、それ以上に、本プログラムを通して「国際協力とは何か」という問いについて深く考える契機となりました。

なお、活動の様子や東ティモールでの経験についてはInstagramでも発信しております。

国際交流課では多様なプログラムが提供されていますので、ぜひJENESYS日本語・日本文化促進プログラムへも挑戦してみてください。

グローバル教養学部 グローバル教養学科 2年(当時) 河合ひなの

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