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世界難民の日 映画上映イベントを実施しました
2025.06.19

法政大学では、世界難民の日(6月20日)に合わせ、難民映画祭大学パートナーズとして、6月18日(水)に市ヶ谷キャンパスにて映画上映イベントを開催いたしました。
上映作品は、「学校をつくる、難民の挑戦」(原題:The Staging Post)です。
オーストラリア政府がボートで到着したすべての庇護希望者を強制収容する事態となり、インドネシアのチサルア村で数年を過ごすことになったハザラ系アフガニスタン難民、ムザーファとハディムという2人の若者が、第三国での受入までの宙ぶらりんな状況の中で、コミュニティを作り、難民のための教育革命となる学校を立ち上げる姿を追ったドキュメンタリーです。
学校を作るという希望に満ちた話と並行し、難民への偏見やアフガニスタンへ強制送還される姿など苦い現実も表現された作品でした。
上映後には認定NPO法人難民支援協会スタッフであり本学国際文化学部卒業生である山田 光樹氏をゲストにお招きし、トークイベントを実施いたしました。世界と日本における難民受け入れの現状を講演いただき、特に日本における難民申請の難しさや難民申請中に不安七生活環境に置かれることなど詳細にお話いただきました。
山田氏は講演の中で「難民問題は難民の問題ではなく、難民を受け入れる側の問題」という言葉を引用し、日本社会の一員として日本で難民申請する難民の問題を考えて欲しいとお話されていました。
講演後には質疑応答が行われ、「難民認定率が低い日本を目指す理由」や「難民問題について、学生の自分ができることは何か」など多くの質問が寄せられました。
イベントの最後には、山田氏より後輩学生に対し、学生時代には色々な授業を受け、色々な人と会い、色々な場所に行き、その経験が将来のキャリアに繋がるという言葉をいただきました。
グローバル教育センターでは、今後も様々なイベントを通じて世界で起こる社会課題に関する啓蒙を行ってまいります。

