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「法政グローバルデイ2025」を開催しました(5/17)
2025.05.20

5月17日(土)に、「法政グローバルデイ2025」を開催しました。
本イベントは、国際協力分野の実務者を招いて様々な取り組みを紹介するとともに、国際協力・国際交流への興味を喚起することを目指し開催したもので、学生の実行委員が中心となって企画から運営までを行いました。
当日は、延べ307名の方々にご参加いただき、講演会、学生企画ワークショップをお楽しみいただきました。
またイベント冒頭では、本学で国際的な取り組みに積極的に参加した学生を表彰する「グローバルポイント制度」の2024年度表彰式も併せて実施しました。
Session1では、順天堂大・国際教養学部長/アトピー疾患研究センター副センター長、ルワンダ出身のニヨンサバ・フランソワ氏をお招きし、壮絶な過去から現在に至るまでの経緯・経験について講演いただきました。発展途上国の教育や生活環境の現実、中国留学時代に受けた苛烈な人種差別、100万人が犠牲になったルワンダ虐殺事件による親族50人の死、失意の中様々な困難を乗り越え日本での挑戦、そして現在の日本で感染症研究に至るまでの経験談は、参加者の心に強く響く大変貴重な機会となりました。次々と起こる困難に直面しても、「ひとりでも多くの人の命を救いたい」という夢を絶対にあきらめない強い心を持ち続け、「I can do it」と自分に言い続けること、そして世界で起きている紛争や貧困、病気や差別などを解決するために「教育」が重要だということを参加者に対しての熱いメッセージもいただきました。講演後の質疑応答では、多くの参加者から手が上がり、将来国際社会での活躍を目指す学生などからの質問に答えていただきました。
Session 2では、学生が企画した「経済格差」、「世界丸ごと支援」、「留学生交流」の3つのワークショップを実施しました。参加者は、自身の興味・関心のあるブースへ赴き、クイズやプレゼンテーションなどを通して各テーマにおける知識を深めながら交流を行いました。
本年度のテーマ『Let's hold hands』には、世界各地で紛争や対立が続く今、国や人種、宗教の違いを越えて、私たちが共に生き、協力することの大切さを伝えたい、という学生実行委員の想いが込められています。
当日は参加されたみなさま、半年間にわたって準備をしてきた実行委員にとっても、有意義な交流の時間になったと思います。