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JENESYS2024大学生訪韓団(24年9月)に本学学生が参加しました。
2024.10.14

日韓文化交流基金と韓国国際交流財団が実施する「JENESYS2024大学生訪韓団」に本学学生が参加しました。これは、韓国市民との交流等を通じて、韓国の歴史や社会・文化等を学びながら、日本の学生代表として、日本の魅力や日韓間における相互理解の促進を目的としています。日本と韓国との未来に向けた友好・協力関係を築くことを目指す事業の一つが大学生訪韓団です。
以下、実際に参加した酒匂 匡さん(社会学部社会学科1年)の体験談です。
法政大学では、今後も対日理解促進交流プログラム「JENESYS」への学生参加を推奨してまいります。
体験談(社会学部社会学科1年)
2024年9月20日から28日までの9日間、日韓文化交流基金と韓国国際交流財団の主催する大学生訪韓団の一員として韓国を訪問させていただきました。
韓国の大学生とのフィールドワークや日韓交流おまつりへの参加、ソウルでのホームステイなど多くの貴重な機会をいただくことができました。
私が本プログラムに参加して印象的だったのは、日韓それぞれの問題の共通性でした。中でもプログラム中に何度か言及されていたのが、人々の孤立化・個人主義化の問題です。
例えば、現在の韓国では単身世帯の急増による孤独死問題が深刻です。この問題は日韓に共通する問題のひとつです。また、このような孤立化・個人主義化の極端な進行が人々の公共性への意識を衰退させているという指摘があることも学びました。とりわけ韓国では、若者の間で孤立化・個人主義化が進むことで、南北統一の問題への関心が下がってきているという話を伺いました。
このように比較的、経済的に満たされている私たちは、時折その満足を成り立たせている社会や政治や文化などに無関心になってしまいます。しかし、今回のプログラムを通して韓国の社会問題を学んだことで、無関心でいることはできても無関係や無責任でいることはできないと、私は強く感じました。無関心であれば、責任を引き受けることは絶対にできません。
私自身、今回のプログラムではそういった無関心を取り払う、実のある学習や体験を得ることができました。
日韓交流促進のためにも、少しでも関心をもたれた方は、日韓交流に関わる様々な機会への参加を考えて頂きたいと思います。
社会学部 社会学科 1年 酒匂 匡

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