Impact Beyond Campus

派遣留学がその後のキャリアを切り開いてくれました。

フロントランナー 国際弁護士

法学部・法律学科 卒業
現在 服部法律事務所 弁護士(日本、ニューヨーク州)
服部 真吾

2024.12

現在の業務

国際弁護士として日本と外国の間のビジネス契約のサポートをしています。クライアントは日本に進出している外国の企業や、海外取引のある日本企業です。日々の業務では、日本語よりも英語を使うことのほうが多いです。

法律は各国が独自に作りますので、国によって異なります。他国の法律を理解するには、外国語で制度や仕組みを読み解いたり、契約書に出てくる地域や業界に特有の条項について確認をするため、日々調査、分析、研究をし、最善のアドバイスができるよう努力しています。

クライアントは、生まれも育ちも全く異なる外国の方であることが多いのですが、スムーズにコミュニケーションできているのは大学時代にアメリカに留学したからだと思います。

大学時代

大学に入学して人並みにサークルにも入り、友人もでき始めた1年生の5月頃、派遣留学生の募集のポスターを目にしました。奨学金に加えて、留学先で学部レベルの授業を受けられることに魅力を感じ、その後は、当時珍しかった英語だけで行われる授業を法政で受講する等して、ひたすら留学準備に励んでいました。運良く派遣留学の試験に合格し、Michigan State Universityに留学しました。

留学先ではジャーナリズムの授業を中心に受講しました。アメリカ人の学生とのディスカッションやグループワークを通じて、バックグラウンドの異なる人との接し方や、自分の意見の伝え方を学びました。

そしてなによりも、家族と離れて一人で海外で過ごしたことで、生活力も上がったと思います。

その後国際弁護士になり、日本と外国の橋渡しをしています

留学で英語は得意になりましたが、何かもう一つ専門といえるものが欲しいと思うようになり、大学卒業後、ロースクールを修了して日本の弁護士になりました。

横浜市経済局で社会人生活をスタートし、法律事務所と株式会社フジタに勤務し、海外不動産プロジェクト等に従事しておりました。仕事はとても充実していましたが、アメリカの弁護士資格が欲しくなりました。さまざまな応援も頂き、UCLAのロースクール修士課程に留学し、ニューヨーク州の弁護士資格も取得して日本に帰国。会社に戻ったのち、独立して法律事務所を立ち上げて現在に至ります。

学生の皆様へのメッセージ

留学の良さは行ってみないと分からないと思います。今は、私の時代よりも事前に調べる手段がたくさんあり、リスクをしっかり調べてから何かを決めることが多いと思いますが、あまり考えすぎず、興味があったらぜひ留学に挑戦してみてください。法政大学の先生、留学プログラムや英語で学ぶ専門科目は、とても充実しており、皆様の挑戦をしっかりサポートしてくれると思います。


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