Impact Beyond Campus
言語学習が持つ可能性と面白さを学ぶことができた大学生活
現代福祉学部福祉コミュニティ学科
矢花あおい

大学入学後から少しずつグローバル活動に関与
大学入学をきっかけに、本格的に言語学習に取り組み始めました。「海外留学ファースト・チャレンジ奨学金」を利用して基礎から学び、「短期語学研修」や「ERP(英語強化プログラム)」などに参加し、さらにスキルアップを目指しました。自分に合った学習方法やレベルを選べたため、安心して学びを進められました。
オンラインでのベトナム語学習プログラムの企画と運営
コロナウイルスによって海外渡航が規制されていた頃から、日本にいながらでも大学キャンパスと海外との接点を生み出せないかという思いを持っていました。そこで、所属する現代福祉学部佐野ゼミの企画の1つとして、学部生を対象とした英語によるベトナム語オンライン学習プログラム「楽しんじゃおう!多摩シンチャオ!」の幹事をゼミ同期の友人と私の2人で担いました。
プログラムを運営する上で、参加者や講師の方とのコミュニケーションを取りながら活動を進めることは簡単ではありませんでした。どのようにしたらプログラムを行う意図を参加者に理解してもらえるのかを考え工夫し、円滑な授業進行を図ることに力を注ぎました。多摩事務課(グローバル担当)の皆様にも本当にお世話になりました。参加学生にとって満足度の高いものとなったと思います。その結果として、立場や環境に左右されず、自信を持って指揮を取ることができるリーダーシップを養うことができたと感じています。
更なる理解を深めるため
多摩シンチャオを経験してから、ベトナムの実際をさらに深く知りたいと考え、ベトナム留学を決意しました。具体的には、愛知県に所在する複数の社会福祉法人による人材育成プロジェクトに関わりながら、ベトナムでは現地学生に日本語を教えたり、語学教室でボランティアを行ったりしました。一番思い出に残っていることは、語学教室ボランティアでの小学生との交流です。小学生の子供たちが私と出会ったことをきっかけにひらがなの練習を始め、私の名前やありがとうといった言葉を日本語で伝えようとしてくれました。その小学生たちの姿は深く印象に残るものとなりました。
言葉によって互いの心を通わすことが可能となり、相手に感謝や想いを伝えるうえで言語学習は欠かすことができません。法政大学は、それぞれに合った活動を見つけ、世界を広げていくきっかけを得られる場所だと改めて実感しています。
ベトナムのテレビ番組(TRTテレビ)にて取り上げられました。