Impact Beyond Campus
世界と人と向き合う毎日 ~積み重ねた日々が私の力に~
法学部・国際政治学科
吉賀 美帆

漠然とした世界への想いが少しずつ形に
食べ物や洋服など、自分の周りに世界の物があふれていると気づいた子どもの頃から、漠然と“世界”に興味を抱いていました。ニュースや本を通して世界にはさまざまな問題があると知り、もっと世界に触れたいという思いから国際政治学科への入学を決めました。
そこでは英語で行われる授業もあり、遅れを取らないだけでも挑戦の日々でしたが、学びが深まっていく中で、海外に身を置き変化する世界を多角的に捉えたいと考えるようにました。
法政大学では多彩なプログラムが用意されており、その時々の自分に適した実践的な学びを得ることができます。これらを活用して自身のステップアップを図り、在学中の長期留学を志しました。
座学だけでは得られない経験が糧に
1年次にはタイガーモブの紹介プログラム「トーゴの伝統布と京都の伝統技術をつなぐプロジェクト」に参加しました。コロナ禍でオンライン開催ではありましたが、強い信念を胸に日本とトーゴという物理的な距離を超えて同じゴールを目指す方々に感銘を受けました。
3年次には「FPT大学共催の国際インターンシップ」として、約1か月間、ベトナムに渡航し、デジタルマーケティングの企業で、市場調査や現地企業の日本進出に向けた提案などに携わりました。国際的なマナーを養い、現地での生活を通して柔軟性を身に付けることができたと思います。
そして4年次の現在は1年間の派遣留学の機会をいただき、アメリカで留学生活を送っています。国際政治や平和構築を軸としたソフト面と、再生可能エネルギーなどハード面の双方の観点から学びを深めています。
世界は人の集合体という当たり前を体感
さまざまな経験を通して、言語や文化的な背景が異なる方々と多く出会いました。強く感じるのはバックグラウンドに違いがあっても「人は人」だということです。嬉しい時、悲しい時、感情に国の隔てはありません。そして自分ひとりでは生きられないことも痛感しました。だからこそ相手を知ろうとし、尊重し、時には協力を求める。世界を知りたいという思いをきっかけに、世界の最小単位である人との関わりの大切さに気づけたことも、プログラムを通して得たものです。
一歩を踏み出す勇気が自分の可能性を広げる
今、改めて世界は繋がっていると実感し、そして自分が日本人だとより意識するようになっています。今後は日本の発展に少しでも貢献できるよう、日本と世界をつなぐ仕事に携わりたい。そのために自分の専門を身につけるべく、楽しみながら学び続けていきたいです。
大学生活には多くのチャンスがあります。勇気を持って一歩踏み出すことで、大きく視野を広げることができるはず。たとえ挑戦が失敗しても無駄ではなく、自分の糧となると信じています。