Impact Beyond Campus

ブルネイで未来への挑戦

グローバル・多様性 ブルネイでのインターンシップ

現代福祉学部・福祉コミュニティ学科
大場健生

2024.12

ブルネイってどこ?

私は現在、ブルネイ・ダルサラーム国でツアーガイドのインターンとして活動しています。ブルネイは東南アジア、ボルネオ島の北部に位置する豊かな自然と石油資源に恵まれた小国です。日本ではあまり知られていませんが、毎週のように日本からのゲストを迎え、現地の文化や歴史、自然の美しさを伝えながら、異文化の中で忙しい日々を送っています。

ブルネイへのきっかけ

ブルネイでの活動を始めたきっかけは、大学での経験が背中を押してくれたからです。私は現代福祉学部の佐野ゼミで、「アジアにおける障害インクルーシブな国際協力・開発」をテーマに学び、タイやマレーシア、ネパール、インドなどを訪問しました。特に印象的だったのは、マレーシアでのプロジェクトです。現地の視覚障がい者団体や大手民間企業と実施した障害インクルーシブなスポーツ活動が2022年度の「環境サステナビリティ教育実践プラン」に選ばれ、大きな達成感を得ることができました。これらの経験を通じて、さらに自分の視野を広げるべく、もっと海外で挑戦しようと決めました。自分を振り返りつつ、ゼミの教授の紹介でブルネイでのインターンシップが実現しました。

異文化の中での苦労と手応え

初めての長期海外生活は、想像以上に厳しいものでした。慣れない環境に戸惑い、言葉の壁や文化の違いに打ちのめされることも多くあります。孤独を感じる日々もありました。それでも、ゲストとのやり取りの中で、自分が果たせる役割や異なる視点に立つ大切さを少しずつ実感していきました。日々のガイド業務を通じて、何がうまくいって何が足りないのか試行錯誤しながら、柔軟に対応する力が身についていったように思います。ただゲストを案内するだけではなく、異なる背景を持つ人たちと関わる中で、私自身の視野が広がり、大きく成長できたと感じています。

新たな挑戦に向けて

ツアーガイドとしての契約は今年12月で終了予定ですが、将来の進路はまだ決まっていません。しかし、ブルネイでの生活を通して、世界にはまだ見ぬ国々が数多く存在し、もっと多くの文化に触れたいという思いが強まりました。日本だけに留まるのではなく、広い世界を舞台に新たな挑戦を続けたいと考えています。国際的な人材として歩み始めたばかりですが、これからも新たな目標に向かい、成長し続けていく覚悟です。

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