Impact Beyond Campus

「夢をくれた日本、その夢を現実に変えてくれた法政大学」

グローバル・多様性 正規留学生

経済学部・経済学科
宋 ジュンウ

2026.01

実践的な学びを求めて日本へ、将来を自らデザインできる法政へ

兵役に服務していた当時、私は備蓄品の管理を担当していました。その中でモノ・カネの移動に興味を持ち、兵役を終えたら大学で経済学を学びたいと考えました。そのような中で、経済史に関する本を読み、「朝鮮戦争を経て壊れていた韓国経済が素早く復興できたのは高度経済成長期の日本の経済構造を参考にしたからだ」ということを知りました。そこで、経済学を学ぶとしたら日本で学んだほうがより実践的なノウハウが学べると考えました。

法政大学は1年次から受講できる多様なキャリア教育科目を取り揃えています。学生が自ら将来を設計し、学びをどのような仕事に生かすことができるかを考えられると感じました。また、大学が主催・支援する国際交流の機会が多いため、国際社会に向けた自分の視野を広げることができると思い、進学を決めました。3年生になった今、振り返ってみると、当時の選択が正解だったと思います。

 

ゼミで磨く専門性、学外で広げる国際交流の幅

経済学部の「湯前ゼミ」に所属し、金融工学を学んでいます。具体的には株式ポートフォリオを作成したり、派生商品の理論価格を求めるなどの活動をしています。
 学外では国際交流に力を入れています。昨年は日本と韓国、北朝鮮の平和を大学生同士の協力を通じて実現したいという目標を持ち、韓国出身の留学生と在日コリアンの学生が文化交流を行うNPO法人で活動しました。
 今年からはグローバル教育センターの支援をいただき、NPO法人「ロータリー米山記念奨学会」で活動しています。様々な国から集まった留学生・地域創生とボランティアに励むロータリアンの方々と交流しながら、充実した毎日を過ごしています。

「日本人は冷たい?」そのイメージを変えた、温かい出会い

法政大学での学びを通じて得た最も大きな成果は「国籍に関する偏見がなくなったこと」です。渡日前は日本人とは「少し冷たい・仲良くなるまで時間がかかる」というイメージを持っていました。しかし、学業を通じて偏見は実際と全く違うということを学びました。たとえば、哲学の先生は留学生のために授業が終わった後も時間を割いて丁寧に説明してくださいました。ゼミでは優しい先生と先輩に助けていただき、難しいファイナンスについての理解を深めることができました。

また、大学の支援をいただいて活動したNPO法人では北朝鮮にルーツを持つ在日コリアンの学生とも交流しながら国籍についてのステレオタイプを乗り越えることができました。

経済学の視点から、日韓共通の課題に挑む

一方、こうした交流を通じて日本社会が抱える現実的な悩みも見えてきました。特に、キャリアデザイン授業での学びと、介護士として働いている友人の影響を受け、老人介護に興味を持つようになりました。友人によると、介護士は低賃金・重労働のイメージがあるため、若手の定着率が低いと言います。それに伴う問題として、日本では体の不自由な人が家族の介護を行う「老老・認認介護」が増えています。日本に続いて高齢化が進んでいる韓国もまた同じような危機に直面する可能性が高いため、経済学部での学びを生かし、両国が抱えている課題を克服したいと考えています。


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