現地で行った活動
フィンランド:子ども・若者の居場所である公立のユースセンターを見学したり、活動に参加させてもらったりしました(約20か所)
イギリス:同じくユースセンターを訪問し、スタッフとしてボランティアをさせてもらったり、色々な場所を見学させてもらったりしました。
トビタテ留学にあたってどのように準備していったか
高校時代からトビタテ留学Japanという制度を知っていたものの、コロナ禍の影響を受け留学には至らず、大学生になってからリベンジしようと思っていましたが、具体的な案は何もなく準備も特にしていませんでした。
結果的に準備になったなと思うこととしては、大学1、2年生のうちに単位を多く取っていたということです。2年次終了時点で100単位を取っていたことで、大学3年の秋学期を休学することなく留学に充てることができました。もっと早く留学に向けて動けば早く行けたなとも思うので興味のある人は早めに行動・計画することをおすすめします。
私の留学テーマはゼミナールで勉強していて自分が特に興味のある分野です。それに伴って実践活動先はゼミの教授の知り合いを介して見つけました。トビタテに受からなかったら行かないと覚悟を決めていたので、トビタテの書類を出し終えた2月頃から連絡を取っていました。基本的にはインターネットで情報を集めていたのですが、連絡を取る中で自分の興味のある分野を伝えるとよりよい情報をもらえることもあったので自分の興味分野を整理し、伝えていくことが大切かなと思います。
トビタテ留学の感想
4か月と比較的短かったこともあり、苦しいと思うことはあっても帰りたいと思うことはありませんでした。濃く充実した日々の中で、それぞれの国で大人たちが子ども・若者にどのように関わっているのかを知り、学びました。将来的に自分も教育に携わりたいと思っているので、なりたい大人像にたくさん出会うことができたと思います。自分のキャリアに対する考えも将来の目標も不明瞭だった私ですが、この4ヶ月とその準備・振り返りを通してより明確なやりたいことを見つけることができました。私のために多くの大人が動いてくれたこと、私を応援してくれる人がたくさんいることに改めて気づき心から感謝する機会にもなりました。お世話になった方々に恩返ししたいですし、私と同じような後輩がいれば力になりたいと思います。
私の留学は実践活動のみで構成されていたこともあり、トビタテ留学Japanでなければ実現できませんでした。また、トビタテ生の同期とは研修や留学中に会う機会があったのですが、初対面でも不思議と深い話ができる人ばかりで出会えて良かったなと思います。大学生という今だからできる留学をトビタテ留学Japanでできて本当に貴重な経験でした。
後輩へのメッセージ
迷ったら挑戦してみて欲しいです。やらない理由は探せばいくらでもあります。でも、興味を持ったなら、少しでもやりたいという気持ちがあるなら、書類を書き始めてみて下さい。書類を作る段階で、あなたのやりたいこと、興味のあることが少しずつ明確になっていくはずです。そして受かった先には、どんな大口を叩いても笑われることなく応援される環境があります。とても高い志を、似た分野でも異なる分野でも抱いている同年代の仲間がいます。同じようなことで悩んだ経験を持つ先輩がいます。あなたの見つけたやりたいことに没頭できる留学期間が待っています。
私自身も自分で立てた計画なのに本当に実現できるのか不安になったこともありました。しかし、応援していただいている自覚からとにかく動き続けたことで周りの人に恵まれ、挑戦することができ、貴重な経験をすることができました。考えて動いた先に待っているそれぞれに素敵な留学生活を、より多くの学生が経験できますように!