Go Global Hosei 2022
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外国人留学生の受入れ外国人留学生3,000人の受入れ実現を目標とし、キャンパスのさらなるグローバル化を目指しています。また、学生が国内で国際交流出来る機会を提供するため、受け入れた留学生や海外大学との交流を実施しています。大学・大学院合わせて1,062人の留学生が学位取得を目指して、日本人学生と共に勉学に励んでおり、グローバル教育センターを中心に様々な部局で留学生を支えています。留学生を対象とする授業料減免制度や各種奨学金の紹介、日本での就職を目指す留学生に向けた企業説明会等も積極的に実施しています。2020年度より、留学生が各種申請や説明会等への参加を安心して行えるよう、オンラインでの対応を開始しました。2021年度も多くの授業がオンラインで行われましたが、「自分のぺースで勉強出来た」「復習がしやすくなり、成績が上がった」「通学の時間を勉強に充てることが出来た」といった声が寄せられました。留学生が互いに親睦をはかり、学業達成のために協力しあうことを目的として自主的に運営している組織です。学部留学生は全員が総留学生会の会員となります。総留学生会は主に中国、韓国、台湾留学生会などから構成され、それぞれが履修登録相談会や高尾山ハイキング、就職活動情報交流会など毎年多種多様な活動を実施しています。活動内容によってはグローバル教育センターが補助費の支給も行っています。また、12月には年1回の総会が開催され、次年度の役員選出や活動方針の報告を行います。外国人留学生(正規留学生受入れ)法政大学総留学生会留学生を対象に日本語や日本文化などの学習を支援しています。多くの方が大学や大学院での学習や職場で必要となる十分な日本語力を身につけることを目指しています。授業は初級から上級まで7つのレベルに分かれ、各個人の日本語力に適したクラスを受講しています。受講生は科目等履修生、交換留学生、英語学位生のグループから構成され、多様なバックグラウンドをもつ学生が集い交流しています。2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で全ての授業をオンラインに切り替えました。すでに日本にいる留学生だけでなく、渡日できない学生も海外からオンライン授業に参加し、学習を継続しています。Jラウンジは、日本語を学ぶ留学生が授業外で学生スタッフと交流し、生きた日本語を学び・使う交流スペースです。留学生にカジュアルな日本語を使える機会を提供し、友達づくり等本学でのコミュニティ形成のサポートを行っています。学生がボランティアで主体的に運営しており、昼休みや授業の空き時間を利用して実施しています。また自分たちで考えたテーマをもとに文化交流イベントなどを企画・実施しています。2021年度は 新型コロナウイルス感染症の影響により毎週2回程度オンラインで実施したほか、ストリートビューを活用し日本へ入国出来ない留学生に日本各地の名所を紹介する交流イベントをZoomで開催しました。「日本語」でのおしゃべりを通して、お互いの国や文化について交流を深めています。日本語教育プログラム(JLP)Jラウンジタン フイタンさん(写真左から2番目)外国人留学生(マレーシア)人間環境学部 人間環境学科 2年生(2021年度) 高校生の頃から国際協力・途上国援助に興味を持っており、将来は国連機関で働いて母国の発展や国際社会に貢献したいと考えていました。日本は戦後の難しい状況を乗り越え、経済、教育、保健・衛生、社会インフラ構築等において先進国となりました。日本で勉強することで、国際協力に関する知識・経験を身に付けることが出来ると考え、留学を決意しました。日本と母国の文化は大きく異なりはしませんが、母国の常識が通用しない場面もあり、日常生活で難しさを感じる時もあります。加えて、コロナ禍によって多くの授業がオンライン形式となり、慣れるまで苦労もしました。しかし、オンラインにもかかわらず授業の質は維持されており、国際支援や多民族共生、環境問題など興味ある授業を履修して、国際協力に不可欠な「持続可能な社会づくり」について学ぶことが出来ています。日々の勉強は忙しいですが、アルバイトも楽しく、非常に充実した生活を送っています。日本での留学を通じて、自分の視野を広げることが出来たと感じており、将来国連機関で働く夢を実現するための貴重な経験になっています。※本プログラムは2022年度春学期入学をもって科目等履修生の募集を終了いたしました。

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