Go Global Hosei 2022
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国際交流プログラム語学力の向上や国際理解を深めることを目的に、様々な海外大学との交流やグローバルイベントを実施しています。また、2021年度より海外協定校の学生と英語・日本語での会話を楽しむオンライン言語交換プログラムを開始しました。新型コロナウイルス感染症の影響により乏しくなっていた学生間の国際交流の機会を創出することを目的に、オンラインを活用した学生交流イベントを随時実施しています。2021年度は、アジア圏や欧米圏、中米圏の計9か国・16校の海外大学と、約40回にわたってイベントを開催し、本学からは合計100名以上の学生が参加しました。交流テーマは、自国の料理、お祭り、映画、アニメなどの身の回りの話題から、働き方、SDGs、地球温暖化、新型コロナウイルスが変えた生活様式などの社会的な話題まで多岐にわたり、英語や日本語でディスカッションやプレゼンテーションを行いました。実際に交流会に参加した本学学生からは「英語しか使わない環境に身をおけたことで、自分のスピーキング力でどこを強化すべきかを明確にすることが出来た」、「様々なバックグラウンドを持った海外大学生と交流することが出来、多様な意見が学びになった」といった声が寄せられ、交流会に参加した学生にとって、語学学習にとどまらない、新しい学びや気付きのある有意義な機会となりました。オンライン国際交流イベント2021年度より開始した、海外協定校の学生と1対1のペアになり6週間以上にわたってオンラインで英語・日本語双方でのコミュニケーションを楽しむ言語交換プログラムです。春学期と秋学期の2ピリオド実施し、具体的な実施スケジュールや方法、会話のテーマ等は各ペアで相談して自由に決めることが出来ます。英会話の能力を向上させたい方だけでなく、言語・文化の異なる友人をつくりたい方や、将来海外留学に挑戦してみたい方にも適したプログラムです。2021年度はアメリカ、イギリス、タイ、ドイツ、オーストリア、スイス、オランダ、スペイン、メキシコ、オーストラリアの海外大学と実施し、約100ペア・200名の学生が参加しました。実際に本プログラムに参加した学生からは「交流を通して楽しみながら異文化理解を深めることが出来た」、「今まで海外大学生と英語で話す機会に乏しかったので、会話力に不安を抱いていたが、実際話してみると確かなコミュニケーションを取れている実感が持て、自信に繋がった」といった声が寄せられました。海外大学生とのオンライン言語交換プログラム(Language Buddy Project)山田美緒さん(写真右)2021年度秋学期オンライン言語交換プログラム参加情報学部 ディジタルメディア学科 1年生(参加当時) 私は今まで何度か英語で話せる友人をつくりたいと思い、いくつかのトークアプリを利用したことがありました。しかし安全性に不安があり長続きしませんでした。その点、このプログラムでは、話し相手が同じ大学生だとわかっているので交流することに抵抗がありませんでした。何よりこのプログラムの一番の魅力は、相手も日本語を勉強中であるという点です。どちらかが一方的に教えるのではなく、お互いに相手の言語を学ぼうという気持ちがあることによって、対等な関係を築けたのではないかと思います。私たちは毎週1時間お話しする時間をつくって、そのうち30分は英語、残りの30分は日本語で会話をするよう決めていました。気軽に英語で会話出来る機会を週1回設けられたことは私にとって、とても得難いものでした。お互いの国のスラングや季節の行事について教え合うこともあり、初めて出来た他国の友人との交流はとても楽しかったです。プログラム終了後も私たちは変わらず毎週Zoomで会っています。このプログラムを通して、本来なら出会うはずのない日本から遠く離れたオーストラリアの素敵な友人に出会えたので、参加して本当によかったと思います。

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