Go Global Hosei 2021
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14学部において、各学部のカリキュラムに合わせた独自のスタディ・アブロード(SA)・プログラムや海外研修プログラムがあります。2020年度はキャリアデザイン学部のキャリア体験学習(国際・台湾)と文学部の国際哲学特講を、オンラインを活用し実施しました。キャリア体験学習(国際・台湾)は、春学期に日本で、現地研修を行う上で必要な知識や言語などについて学習した上で、夏休みの2週間、現地にて、現地企業での研修や元智大学(台湾)の学生との交流などを行います。また、秋学期には、現地で学んだことを授業内で共有し振り返りを行います。2020年度は現地での学生交流や企業研修の代わりに、元智大学学生との交流や現地企業へのインタビューを、オンラインで実施しました。現地を訪問することはできませんでしたが、オンラインによる現地の大学生や現地企業とのコミュニケーションを通して、台湾の歴史や文化、台湾と日本との関わりなどについて学習することができました。秋学期には、台北駐日経済文化代表処や台湾文化センターなど国内の台湾に関連した機関・施設を訪問し、異文化に直接触れ国際性を身に付けました。国際哲学特講は、年度初における共通テーマの設定から始めて、ハイデルベルク大学(ドイツ)、ストラスブール大学(フランス)と共同運営されている秋学期授業です。2月上旬に行われる3大学合同ゼミを目標に、それぞれの大学では秋学期に準備の授業を進めます。通常は2月上旬ヨーロッパで行われる合同授業を、2020年度は現地で行うことができず、合同ゼミをはじめ1週間の交流事業の全てをオンラインで実施しました。それを見越して、秋学期準備授業の大部分をオンライン合同で行いましたが、そのことで交流の面で例年にない成果を収めました。学部独自の留学・海外研修制度・ベトナムでの環境問題/学習支援活動(オンライン)現地NPO監修のもと、ベトナムの学生と協働して効果的なゴミ収集システムを提案するプログラムや、英語学習を支援するプログラムに参加します。本プログラム開始前にチームビルディング講習などボランティアで活動するために必要な知識を学ぶ事前講習もあり、プログラム以降も生かせるスキルが身に付きます。・ベトナム現地企業での実務研修(オンライン)参加学生の希望に応じてさまざまな企業を選び、実際の業務に携わることができます。またプログラム中には別途、今後のキャリアを考えるセミナーなどにも参加するので、将来を見据えた就業体験を積むことができます。2020年度 春季 国際ボランティア/国際インターンシップ募集プログラムさまざまな体験を通して、これまでとは違った観点から世界を見ることにより、グローバル人材に求められる能力や資質を身に付けるプログラムです。派遣先の環境問題に取り組む活動や、経済的なハンデを持った学生の英語学習支援活動などを行う「国際ボランティア」と、派遣先の企業やNGOなどで就業体験を行う「国際インターンシップ」の2種類があり、文化や言語、働き方の違いを学ぶことで、海外へチャレンジする学生を育てます。実施期間はプログラムにより異なりますが、夏季(8~9月)および春季(2~3月)休暇中の2週間~4週間です。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により夏季プログラムは中止としましたが、春季プログラムは「国際ボランティア」、「国際インターンシップ」ともにオンラインに切り替えて実施しました。国際ボランティア・インターンシッププログラム押田 悠希さん(写真右) 2019年度夏季国際インターンシップ(FPT大学・ベトナム)参加法学部 国際政治学科 3年生(参加当時)Voice将来は海外で働きたいというビジョンがあり、グローバル教育センターが主催している国際インターンシップへの参加を決めました。勤務先はベトナムのダナンにある旅行会社を選び、約3週間のインターンシップを通じて、日本人観光客向けの旅行プランを作成しました。プログラム全体を通じて、自分が最も重要だと感じたことは「積極的に相手を理解しようとする姿勢」です。現地のベトナム人スタッフと仕事をするにあたり、最初は文化や言語の壁があり、苦労をしました。しかし、自分から積極的に相手を知りたいという姿勢を見せることで、次第に相手も心を開いてくれ、円滑なコミュニケーションが取れるようになりました。海外で働くうえで、言語能力は大切な要素かもしれませんが、こういった気持ちの部分も実は大切だということに気付くことができました。皆さんも積極的に新しいことにチャレンジしてみてください。13

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