Go Global Hosei 2021
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09外国人留学生の受入れ外国人留学生3,000人の受入れ実現を目標とし、キャンパスのさらなるグローバル化を目指しています。また、学生が国内で国際交流できる機会を提供するため、受け入れた留学生や海外大学との交流を実施しています。大学・大学院合わせて1,010人の留学生が学位取得を目指して、日本人学生と共に勉学に励んでおり、グローバル教育センターを中心にさまざまな部局で留学生を支えています。留学生を対象とする授業料減免制度や各種奨学金の紹介、日本での就職を目指す留学生に向けた企業説明会等も積極的に実施しています。2020年度は留学生が各種申請や説明会等への参加を安心して行えるよう、オンライン環境の整備を行いました。ほとんどの授業がオンラインで行われましたが、「自分のぺースで勉強できた」「復習がしやすくなり、成績が上がった」といった声が寄せられました。また、入試の一部もオンラインで実施し、入国できない受験生にも受験の機会を提供しました。外国人留学生(正規留学生受入れ)留学生を対象に、大学での学習や将来の仕事に必要な日本語の習得を支援します。さらに、総合大学ならではの幅広い学生との交流の機会を提供し、広い視野を持ち、グローバル社会に貢献できる人材を育てることを目的としています。学生の日本語力に合わせたレベル別授業を展開し、特に上級クラスの学生には、進学・キャリアに役立つ「ブリッジングコース」を充実させています。また2020年度は新型コロナウイルス感染症対策として全ての授業をオンラインに切り替えました。すでに日本にいる留学生だけでなく、渡日できなかった学生も海外からオンラインで授業に参加し、日本語学習を継続しています。日本語教育プログラム(JLP)ニプトゥ デシユニタさん(写真右から2番目)外国人留学生(インドネシア共和国)経済学部 国際経済学科 4年生Voice 高校生の頃、自分の国で当たり前のように両親と暮らし、毎日お小遣いを頂いていることから自立したいと思い日本への留学を決めました。初めはやはり異国での一人暮らしと日本語での授業にすごく戸惑いがありました。身の回りのことに気を使いながら大学の授業を受け、さらにアルバイトも加わることによって大変さは2倍も3倍も増していました。しかし、このような状況でもまた新たな知識や文化、友人を得られることに喜びを感じていました。そして留学生活で得た最も大きな学びは「自分が得意としていることを全面的に生かす」ことでした。これによって私は新しい経験や親しい友人ができ、私自身が他の人のモチベーションになることもできました。今では日本生活にも慣れ、留学以前から「世界中の人々と共に働きたい」という思いを就職活動にぶつけ、無事日本での就職が決まりました。インフラの一つである物流会社で、世界中にモノを届け、受け取り、現代の生活では欠かせない役割を果たす働きをすることになっています。今後はさらに多くの国と国の間をつなぐ橋のような存在になれるよう頑張りたいです。※写真は2年次のもの海外の協定校から、半年から1年間の交換留学生を受け入れるため1997年より開設。日本の文化や社会、政治、経済等のテーマを中心とした科目を英語のゼミ形式で学びます。また、交換留学生だけでなく本学学生も受講可能で、多くの学部が単位を認定。国内にいながら留学生と共に学び、交流することで、グローバルな視点を身に付けることができます。2020年度は春学期100名、秋学期116名の留学生が渡日する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により春学期38名、秋学期18名の受入れとなりました。入国制限により渡日できない留学生に対しても、オンラインによる授業を提供し、出身国から授業を履修する形で受け入れることができました。留学生の渡日には2週間の隔離や公共交通手段の利用禁止など多くの厳しい条件が設けられていましたが、グローバル教育センターが全面的にサポートおよび手配を行うことで無事に渡日することができました。授業評価アンケートには、「オンライン授業についても資料の共有方法が工夫されているなど効果的な学習ができた」といった声が寄せられました。ESOP(交換留学生受入れプログラム)

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