国際シンポジウム「アジアにおけるグローバル人材の育成－大学が果たすべき役割－」を開催しました（3/9）

2015.03.18

国際シンポジウム「アジアにおけるグローバル人材の育成－大学が果たすべき役割－」を開催しました（3/9）

文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」採択事業の一環として、3月9日（月）、市ケ谷キャンパスのボアソナード・タワースカイホールにて、国際シンポジウム「アジアにおけるグローバル人材の育成－大学が果たすべき役割－」を開催しました。

本学田中優子総長の開会の挨拶に始まり、台湾で積極的にグローバル化を推進する淡江大学の張家宜学長、ならびに、ベトナム最大のIT企業がグローバル人材育成のために設立したFPT大学からNguyen Thanh Nam博士、さらに、地球規模の課題解決に取り組んでいる国連大学サステイナビリティ高等研究所の竹本和彦所長から基調講演がありました。
各講演者からは具体的な教育プログラムの実践事例について説明があり、それぞれの立場からグローバル人材育成に対する考えが示されました。

パネルディスカッションでは、本学増田正人常務理事の司会進行により、3名の基調講演者に加えて本学キャリアデザイン学部の児美川孝一郎教授とともに、持続可能性という視点も交えながら、グローバル人材を育成する上でアジアの大学がこれから果たすべき役割とは何かについて、フロアの参加者も交えて議論を行いました。

当日は小雨が降る寒い日でしたが、120名を超える参加者があり、グローバル化社会における大学のあり方といった大きなテーマから、アクティブラーニングを通じた教育方法のあり方や英語学位コースの学生募集についてまで、幅広いテーマに関して積極的な議論が行われました。参加者された方からのアンケートには「グローバル化が進んでいる大学の具体的な取り組みは大変参考になった」、「基調講演者が多様で、アジアの視点で展開されたのが良かった」などの意見が寄せられ、大学が果たすべき役割や今後の取り組みに向けての手掛かりについて考える機会となりました。

本学は「スーパーグローバル大学創成支援」にも採択されています。今後はさらにグローバル化を加速させ、我が国の社会のグローバル化を牽引する先導的取り組みを実践し、グローバルな舞台で活躍できる人材の育成に取り組んで参ります。