国際交流プログラム

天満 麗愛 (2019年度参加)

 天満 麗愛(グローバル教養学部 3年)

2019年度日本・カナダ学生フォーラムに参加して

 JACAC主催の日加学生フォーラム2020には、カナダから12名、日本から12名の計24名の大学生が参加しました。トピックは毎年違い、今年は「未来のエナジーミックス」についてディスカッションをし、最終的にカナダ大使館でグループごとに発表するという流れでした。

フォーラム参加前の事前課題

フォーラムの事前課題として、 “How should advanced industrialized democracies like Canada or Japan plan their future energy mix? How can Japan and Canada leverage their geography and natural resources in a sustainable manner?”について、各自英語で800文字のレポート提出がありました。エネルギーに対して全くと言っていい程知識のなかった私は、事前に頂いた沢山の資料をひたすら読み込み、さらに自分で情報収集もしました。時間も労力もかかりとても大変な作業でしたが、調べていくうちに、今回のトピックであるエネルギーについてとても興味を抱き、引き込まれていく自分がいました。自分の知らない自分に出会えたのです。何より毎年このフォーラムで取り上げる内容は自分自身の将来に関わってくるトピックばかりだと思います。このフォーラムの趣旨は、自発的に何か行動を起こし、未来を変えたい!”と学生に感じてもらうことであり、私もそう思えるようになりました。

カナダの学生とフォーラムに向けて準備、そして発表

福岡に到着後、初めて日本とカナダのフォーラム参加者全員と対面し、すぐにグループ活動が始まりました。事前にFacebookで友達にはなっていたものの、どうなるのか少し不安でしたが、同じ目標を持って参加している人達の集まりのためか、すぐに会話が弾み仲良くなることができました。私は、カナダの学生達の持っている情報量と情熱にとても驚きと刺激を受けました。日本でも多くの学生達が環境問題に対して気にはかけているものの、実際に世の中がどうなっているとか、それに対して自分達は何が出来るのか、問題に対してどのようにしたら良いのかと真剣に考えている学生は少ないと思います。しかし、カナダの学生達は環境に対する熱意が強く、知識も豊富で、自分のこととして真剣に受け止め取り組んでいました。全体的には限られた準備期間で、あまりにも時間がなかった為、発表前日の夜まで完璧には仕上がらないグループが殆どで、夜中の3時くらいまで全員で励まし合いながら頑張り続けました。発表は、メンバー構成によって同じ内容でも回答が違ったり、どのグループも独自の伝え方を考えたりして、それぞれ素敵な出来栄えだったと思います。また、発表後にはたくさんのOBOGの方々と交流させていただく機会があり、このフォーラムの素晴らしさを肌で感じていました。各々の大学での専攻分野が様々であるだけに、皆さん働いている業界も多種多様であり、いろんな方面で活躍していらっしゃる先輩方との交流はとても刺激的でした。そして、私にとっての一番の思い出は、リーダーシップMVPの受賞です。このMVP賞は参加者全員にアンケート形式で行われた投票制の賞でした。その為、私にとっては仲間からの大切なプレゼントだと受け取り、とても光栄に感じています。私自身は、前に立って引っ張っていくリーダーではなく、影からサポートする裏役のリーダーだと思っております。観察力だけは自信があり、今回もそれを活かすことが出来たのかなと自負しております。やはりこういうフォーラムのような集まりには、様々な性格や個性を持った学生が集まると思います。そのため一人でも取り残されないように、また、全員が素敵な時間を過ごせるようにサポートを心掛けました。このような小さな行動を評価して下さり、認めてもらえたことに感謝しております。

フォーラムを終えて

フォーラムの最終日は東京観光をしました。行きたい場所がそれぞれ異なるため、大きく3つのグループに分かれて行動しました。私のグループは、“THE東京とは!”というテーマで私がプロデュースをしました。朝は築地で卵焼きや試食の刺身を求めて食べ歩き、昼は月島で私が“Vomiting Pancake(ゲロパンケーキ)”と命名し、カナダの学生が興味を惹いたもんじゃ焼きを食べ、そして浅草では有名なあられの試食を食べ尽くし、原宿ではプリクラ、渋谷ではスクランブル交差点で大はしゃぎ。そして夜はしゃぶしゃぶを堪能し、心身共に東京を満喫しました。私自身東京に住んでいるにも関わらず、カナダの学生と同じ視点で東京の面白さを改めて知る良い機会となりました。若者がこのように楽しみながら異文化交流をすることによって、未来の国際関係を良い方向に築いていけるのではと実感しました。

 最後に、今回のフォーラムを通して一番私の心に刻まれているのは、カナダの学生達の物事を理解しようとする姿勢です。海外経験のある私にとって、異文化理解の大変さは人一倍わかっているつもりでした。しかし、実際に海外に行くとなかなか自分の思うように適応できないこともありました。その中で、今回のフォーラムに参加したカナダの学生達は何か違うと感じました。そこでこの9日間を自分なりに分析をしてみたのですが、全員に共通する点が一つありました。それは彼らのチャレンジ精神の凄さです。例えば、今まで私の海外の友人が日本の食べ物を初めて試す際には、まず初めに”Whats this?”と言って匂いを嗅ぎました。しかし、今回のカナダの学生達は、日本のお菓子をあげるとまず口に運び、その後”So, whats this?”と聞いてきました。その際に私はふと嬉しかったのです。何故なら、日本について安心感を抱き、理解しようとしてくれているのでは、と感じたからです。前者も人間として自然な行動だと思いますが、後者の理解しようとする姿勢は、その国の人たちを信頼し、「もっと知りたい!」と行動で示してくれているように私は感じました。このような些細な行動が、相手に対して好意を抱かせ、信頼関係を築けるのではないでしょうか。これがきっと異文化理解に必要なステップなのではと個人的に感じました。

 私にとってこのフォーラムは、人生のターニングポイントと言ってもいいほど刺激的な9日間でした。また、他の多くの学生達も私同様に、このフォーラムで何かが変わったと思います。近い未来にまた、一緒に力を合わせて何か大きなことに挑戦することができたらと願っています。それまでしっかりと連絡を取り合っていこうと思います。

 西南学院大学のスタッフの皆さま、そして法政大学の加藤さん、持田さんには本当にお世話になりました。心より感謝しております。ありがとうございました。