国際交流プログラム

玉村 優奈
自分の「当たり前」はそうではない。
そのことに気付くことができました。
国際文化学部 国際文化学科 1年(フォーラム参加時)
玉村 優奈

平成29年度日本・カナダ学生フォーラムに参加して

今回、このフォーラムに参加して、勉強することの大切さはもちろん、協調するためのコツを学べることができたと思います。本レポートでは、フォーラム前、期間中、フォーラム後に分けて記述していこうと思います。

フォーラムに参加するまで

 フォーラム前は、各自A4用紙1枚分の、主題に対する意見を書く事前課題が出されました。今回の主題は、STEMと呼ばれる医療や科学技術、いわゆる理系分野が重視されている今世紀において、人文科学はどうあるべきかというものでした。参加者は全員大学生なので、解決策は教育の側面から考えてみようという風潮がありました。私は、安楽死やES細胞など、倫理問題と医療がぶつかった問題を挙げ、さらに、大学にある倫理委員会について調べて、理系分野に属する学生が倫理や文学などの人文科学を学ぶことの必要性を説きました。
 また、いくつかその主題に関する英語の資料も配られ、ヒント集もあったので、何を書けば良いかわからないという状況はおきませんでした。しかし、実現可能な解決策に落とすのは難しかったです。

カナダの学生とフォーラムに向けて準備、そして発表

 フォーラムは、まず、ルームメイトと対面するところから始まりました。カナダ人学生は、年上の人が多かったのですが、運営の方々の配慮なのか偶然なのか、1歳年上の女性と同室でした。年上の日本人といるより、気を遣って疲れることはなく、趣味の話や気候の違いの話をして、すぐに打ち解けることができました。
 次の日になって、
チームメイトと対面し、議論が始まりました。私は、レポートで書いた日本の医療と倫理の関係について状況と個人の意見を割と発言しました。私のチームのカナダ人学生は、まとめる力に長けていて、自らの意見を混ぜながら、私の着眼点を大事にしてくれ、日本とカナダにおける医療の違いと、その解決策として、学生が理系と文系に分けられずに勉強する環境をつくるべきという風に話が進みました。カナダでは、少数民族に対して、一般人とは異なる劣った医療策しか提供しないという情報に衝撃を覚えました。また、カナダ人学生が有名だと思っていたiPS細胞について知らなかったというのも衝撃でした。自分の当たり前がそうでないと感じる場面が多々あり、学ぶことは多かったです。当たり前をどこまで、他言語で説明できるかが必要だと思います。
 レクチャーは学べることもありましたが、私のチームは早くからテーマを絞ったので、全てを取り入れるのは難しかったです。しかし、発表の際のニュアンスや言葉遣いは、レクチャーに出てきたものを取り入れました。
 発表のための準備の日はお互いに発表スライドの担当ページを割り振って、あとは、調査して書くだけだったので、効率的に議論と準備を進められました。カナダ人学生は日本の文化にかなり興味があり、余った時間は東京観光に当てました。当日に発表のリハーサル練習をし、15分以内に収めなければならないのですが、お互いにカバーし合い、大体13-14分で発表を終えるようにしました。最初の発表では、時間も良いタイミングで終わりました。緊張はしましたが、それも楽しんで発表できました。結果、最優秀賞を頂け、チームメイト全員に感謝の気持ちでいっぱいでした。高円宮妃殿下の前では、15分を少し超えてしまい、やはり、全て同じパフォーマンスをすることの難しさを感じました。
 フォーラム後は、最終レポートの提出が即日中にありました。内容は、発表したことを基に書きました。

 

フォーラムを終えて

 フォーラム全体を通して、日本人同士の会話では楽にすませられるところをカナダ人とでは説明が必要だと感じる場面が多々ありました。それを続ける力をもっとつけて、次の留学(国際文化学部SA)につなげていきたいと思います。そして、日本に興味のある人が多く、日本の文化を説明する際に、もっと細かく教えたいと思うことも多々ありました。勉学において、日本人が関わった文化についてもっと興味を持ち、文系、理系にこだわらずに学び、自分の言葉で理解していきたいです。