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2018年度
2018.04.09

日本・カナダ学生フォーラムに本学学生が参加しました

2018年2月16日(金)~2月25日(日)に実施された日本・カナダ学生フォーラムに国際文化学部1年(当時)、玉村優奈さんが参加しました。本学は日加戦略的留学生交流促進プログラムの一環として、日本とカナダの加盟大学合わせて21大学からなる日加コンソーシアム(以下、JACAC)に加盟しています。

日本・カナダ学生フォーラムは、日本とカナダで交互に開催され、JACAC加盟大学から推薦された学生が参加し共通のテーマに沿って講義・グループワークを実施し、最後にプレゼンテーションにてまとめを行います。今回は「The Crisis in the Humanities: Reconsidering the Studies of the Humanities in the Age of Technology and Innovation」をテーマに、桜美林大学町田キャンパスにて開催されました。様々な背景を持つ日加の学生がお互いに刺激し合いながら活発なディスカッションを行い、グループごと個性豊かなプレゼンテーションがカナダ大使館にて実施されました。玉村さんのグループは「Empathology: Using the Humanities to Improve Healthcare Quality in Canada and Japan」というテーマで医療現場での人文科学の知識の重要性を訴えた素晴らしい発表で、審査の結果、最優秀賞に決まり、高円宮妃殿下ならびにカナダ大使の前で発表するという栄誉を受けました。この貴重な経験を活かし、国際交流の場でさらに活躍してくれることを願っています。

以下、玉村さんの感想文を掲載します。

日本・カナダ学生フォーラムに参加して  国際文化学部 玉村優奈

様々な背景を持つ学生が、人文科学の今後についてどう考えているのだろうかという好奇心。まだ大学に入学して1年も経たない私が、議論に貢献出来るのだろうかという不安。フォーラムに参加するまでは、そのような心境でした。
フォーラムでのグループワークが始まり、授業で習ったiPS細胞の知識や、個人的に続けてきたディベートの経験に基づいた話をすると、チームメイトは時折驚きながら、熱心に聞いてくれました。また、カナダ人学生から新たな価値観や、医療に関する情報を学び、有意義な議論ができました。知識とそれに対して思考した結果があれば、年齢は関係無く議論することができるのだと気づきました。
空いた時間に東京観光をする際には、授業で習った生活、宗教、言語などの日本文化の特徴について話すことができました。このフォーラムに参加し、医療の話にせよ、文学の話にせよ、学ぶ価値が無いものは無いということを改めて理解しました。
このような貴重な経験をさせてくださった全ての方々に感謝すると共に、文系・理系の枠組みにとらわれず、これからの学生生活を学び活かして過ごしていきたいです。

 
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