体験インタビュー

2013年度夏期国際インターンシップ活動報告 浅野 真里奈
英語でのファシリテイターを一人で務めた経験は
大きな自信になりました。
フィリピン
ヌエバ・ビスカヤ州
浅野 真里奈
2013年度 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科 1年

活動報告

(1) 活動内容
派遣先(期間): ①GLMインスティチュート東京オフィス(8/5~8/9)
②フィリピン、ヌエバ・ビスカヤ州(8/12~8/31)
・6つのタスクをそれぞれ担当“24日の現地学生とのワークショップ担当”企画内容構成、資料作成、当日の司会進行
・国際協力塾合宿参加
・Vizcaya Freshセレモニー 野菜販売の補助
・Farmer’s market の補助
・プロジェクト視察
③グローバルフェスタ、日比谷公園(10/5-6)
[準備]・国際協力塾報告書作成“1日の記録担当”
    ・ブースの写真展示作成
[当日]・ブース運営の補助
    ・ワークショップのプレゼンテーション
④他
・GLMiニュースレター 法政インターンシップ欄作成

(2) 印象深いエピソード
フィリピンの交通規則は日本に比べ大変緩い。今回行った様な田舎は特に緩いのである。したがって、日本では不可能な経験をいくつかした。当然に日本では違法なトラックの荷台に乗ることがヌエバ・ビスカヤ州では可能だ。彼らは日常的に移動手段とし荷台を使用する。私達がアップランドのカロロタン村に行く際も、荷台に板を並べその上に座り、今にも崩れそうな崖沿いを走り、川さえ渡る。特に驚いたことは、プレゼンテーション発表で村の人々を招待したとき、私たちが乗った、トラックが村の人々を乗せ、数時間かけ会場に来たことである。孤立した村は交通手段が限られているため、バスなどない。したがって、トラックがバスの代わりだ。私達が村を去る際も、途中でバスの様に数人が飛び乗ってきたのである。
また、バイクの横に客を乗せ走るトライシクルというものがある。どう見ても、精々2人乗れば一杯の所、私達はドライバー含め総勢8人で一つのトライシクルに乗車したのだ。地面すれすれで、今にも壊れるのではないかと心配だった。

(3) 苦労したこと
ヌエバ・ビスカヤ州のオフィスに着いた際、台風の影響で停電し、水道さえ止まってしまっていた。したがって、懐中電灯と蝋燭の光のみでの生活を強いられた。勿論、シャワー設備もなく、バケツに水をためそれを浴びる。 洗濯も手洗いだ。ある程度フィリピンの状況を予想はしていたものの、まさか3日に渡り電気がない中で生活するなんて思ってもみなかったし、オフィスが島の孤島の様に感じ、生活に適応するまでは不安で気持ちがついていかなかった。

(4) 身に付いたこと
インターンシップを通じ身についたことは、ファシリテイター力である。私は8/24に行った、現地学生とのワークショップ担当だった。テーマ、ワークショップの内容決めなど、2週間をかけ一人で準備し、当日は司会進行を行った。初めての英語でのファシリテイターで、前日から不安でしかたなかったが、進行中も周りに支えられながら、なんとか行うことができた。ワークショップの際、司会者として班を回りその都度質問をし、班の話が途切れないようにすることができた。また、誰かの意見を参加者皆に伝えるため、感想を貰うたびにそれに対してのコメントをする努力をした。不安を持ちながら、英語での司会を充分にこなすことができ自信になった。また、周りの状況を把握して、それに対応する力がついたと感じる。

(5) 「グローバル人材」像とは
グローバル人材とは決して、語学が堪能な人物ではない。確かに、最低限英語力や他言語は必要だが、それが最も重要ではない。自分が考えることをしっかりと伝える能力をもつ人物だと思う。つまり自己表現力が重要である。文化や価値観が異なるため、お互いを理解するのが困難である。そのような場面で、しっかり自身の考えていることを伝えることができれば、相手も理解する努力をしてくれるだろう。それはビジネスの場でも友人関係でも同じことだろう。また、決して海外で活躍することだけがグローバル人材ではない。どのような場でも自分からアクションを起こしていける人物が真のグローバル人材だと私は考える。

(6) 後輩へのメッセージ
私は元々、海外での他者支援に興味があった。しかし、この1か月で沢山の情報を得て、様々なことを経験し少しずつ考えが変わった。一番強く感じたことは、自分の国のことは自分たちでどうにかしなければならないという気持ちが重要であることだ。それは、途上国でも先進国でも同じである。それを強く感じ、私は日本で苦しむ人々にも何かできることがあるのではないかと考えるようになった。勿論、私自身なにができるのかまだ分かり知れない。しかし、そのように意識が変化したのも、実際に海外に行き、フィールドスタディを通じ様々なことを経験したからだろう。大学で生活しているだけでは、現場の声を聴くことも難しい。実際に目で見て“感じる”ことが重要であると考える。したがって、なんでもよいから挑戦してみることが重要である。それが、海外の場でも日本でもだ。