体験インタビュー

2012年度春期国際ボランティア・インターンシップ活動報告 遠田 美由紀
違う文化や価値観が混在する中で
様々な状況を楽しみ、挑戦する日々でした。
インドネシア
バリ島
遠田 美由紀
2012年度 国際文化学部 国際文化学科 卒業

活動報告

【活動内容】
インドネシア・バリ島の幼稚園、高校、孤児院でボランティアを行いました。
<具体的な内容>
・幼稚園→午前8時から10時までの間に園児たちの遊び相手になり、また幼稚園の先生たちのお手伝いとして子供たちの提出物の回収や、おやつの時間のために準備をしたりしました。
・高校→日本語を専攻する高校生に対して日本語を教えた。決まった時間での活動ではなく、私の予定が空いた時間と日本語を専攻するクラスの時間割が合えば行う、というようなものでした。授業の内容は主に生徒からの日本に関する質問や日本語の使い方の質問を受け、それに答える。といったものでした。
・孤児院→午後12時から3時ぐらいまで子供たちと一緒に昼食を食べ、遊んだ。日本の文化に少しでも触れてくれればと思い、折り紙をし、日本語も少し教えました。そのほかには子供たちのダンスの練習に参加したり、果物彫刻、トランプなどをしたりしました。

【特筆すべきエピソード】
ボランティアに行く前は、孤児院での活動に一番不安を抱えていました。孤児院にいる子供たちはみな障害があり、そのほとんどが言葉を発する事ができないと聞いていたからです。しかし実際に行ってみると、孤児院での活動が一番楽しく、子供たちともすごく親しくなれました。私が孤児院から帰る時はいつも誰かが外まで見送ってくれました。言葉はとても便利で外国の人とのコミュニケーションの重要な手段となっていますが、それが全てではなく、言葉だけに頼らない多様なコミュニケーション手段を身につけていかなければならないと思いました。
私の滞在していたところは、ゲストハウスのようなところで、現地の人の家の敷地内に旅行者向けのゲストハウスがいくつかあるといったものでした。そのお家との契約ではご飯は朝のみ付いてで、身の回りのことは自分でする事と言われていましたが、1週間もそこに滞在すると、家の人と仲良くなり、お昼や夕飯も家族と一緒に食べるようになり、買い物も一緒に出かけるようになりました。インドネシアに一人で行きましたが、そこで新しい家族も得られました。人の優しさをとても感じる事が出来ました。

【苦労したこと】
特に大きな苦労はしませんでしたが、私をインドネシアで担当してくれた現地の方が、とても私を心配してくれて、毎日電話をしてくれたり、また滞在中何度もお家にお邪魔させていただきました。しかし、あまりにも過保護で、夜は出歩かないように、出歩くとしたら自分に報告するか、自分と一緒に出かけなければならない。など行動をすごく制限されました。インドネシアは保守的な上、女の子一人だったので自分の娘のように心配してくれたのだと思いますが自分の思うように行動できず大変でした。

【身についたこと】
インドネシア語が上達し、現地語のバリ語が少し話せるようになりました。 言葉以外について、先に述べましたが言葉を話す事が出来ない人ともうまくコミュニケーションをとることができるようになりました。また、ほぼ毎日石の彫刻を夕方習っていたので、石彫りもできるようになりました。

【今回の経験を経て感じる「グローバル人材」像とは】
グローバルな人とは、「外国語を話せる人」ではなく、外国の人とコミュニケーションが取れる人なのだと思います。違う文化、価値観を理解しそれに応じた振る舞いをできてこそ、グローバル人材と言えるのではないでしょうか。
例えばインドネシアの当たり前の事、手でお尻を拭くとか手でご飯を食べるとか、一日何度もお風呂に入るとか、日本では一般的行われない事でも、それを良い悪いというのではなく、あるがまま受け入れ、自分を押しつけないこと。様々な状況を楽しみ、挑戦できること。それがとても大切だと思いました。
状況に応じて様々な立場の人の視点に立って物事を考えられる人。そんなグローバルな人材を目指して私も頑張っていきたいと思います。

【後輩へのメッセージ】
何かを得たいと思っても、行動をしない事には何も得られません。変わりません。 私は目標や夢があって大学に入ったのに、ずっと行動を起こさずただ不満があったように思えます。幸運にも私は大学4年でこのグローバル人材育成の企画はもちろん、大学内外で行動するチャンスを使う事が出来ました。ギリギリでしたが、それまでの3年間の悶々とした不安が清算されたような気がします。そして多分、私のように何とも言えない不満を抱えている人は少なくないのではないでしょうか。 もし、そんな気持ちになっていたとしたら、どんな事でもいいので何か新しい事をやってみてください。もしくは知らない土地へ行ってみてください。何があるかは分かりませんが、きっと何か少し変わると思います。
大学生だからこそできる事が沢山あります。ぜひそれを探して実行してほしいです。みなさんの大学生活がより充実して実り多きものとなりますように。